Chronicles of Ancient Darkness 1
Wolf Brother
あらすじ | 登場人物 | 朗読CD |
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Story of Wolf Brother 『オオカミ族の少年』あらすじ |
―舞台は6000年前の北ヨーロッパ、万物の魂<ナヌアク>が存在すると信じられている世界― オオカミ族(Wolf Clan)に属する12歳の少年トラクは,狩人である父と二人、森の中を転々としながら暮らしていた。 ある日突然、巨大なクマに襲われ、父は命を落とす。 死の間際、父はトラクに「あのクマには悪霊が宿っている。<案内役>と共に <天地万物の精霊>が宿る山を目指し、北へ旅立て」と言い遺す。 人間には近づいてはならないという父の言いつけどおり、 一人で生きていかなくてはいけなくなったトラクは、 鉄砲水により家族を亡くした子オオカミと出会い、自分がオオカミ語を解す能力を持っていることに気付く。 飢えや怪我、病気と闘いながら「ウルフ」と名づけた子オオカミと共に生き抜いていたトラクは ある日一頭のノロジカを駆ることに成功し、久々の満足な食事や、その他の戦利品(役に立つ毛皮や骨、腱など)を得る。 だが、喜びもつかの間、ホード、レン、オスラクの三人のワタリガラス族(Raven Clan)の狩人に 「ワタリガラス族が所有する獲物を盗んだ」と言われ、ウルフと共にワタリガラス族の村へ連れて行かれる。 獲物を所有する、という今までにない考えに戸惑うトラクだが、その原因が父を襲ったクマにあることを知る。 巨大グマが手当たり次第に殺すので、獲物が減っていたのだ。 ワタリガラス族の族長フィン=ケディンに引き合わされたトラクは 氏族たちの取り決めにより死刑を言い渡されるが、ワタリガラス族の代表との決闘を申し込む。 フィン=ケディンはそれを承諾し、若く野心に満ちたホードが氏族の代表を申し出る。 力や経験の差でトラクには不利な戦いだったが、機転を利かせ、勝利する。 その様子を見ていたホードの妹、レンはトラクを伝説の<聞く耳>ではないかと思い始める。 戦いの後、トラクはフィン=ケディンから「巨大グマはトラクの父親のせいで現れた」と言われショックを受ける。 唯一<影>に立ち向かえる存在とされる<聞く耳>である可能性の高いトラクは再び捕らえられ フィン=ケディンや氏族のまじない師セイアン、他の氏族の代表たちによりトラクの扱いについて ―伝説の解釈により、生かすか、それとも生贄にするか―が話し合われる。 トラクは、その隙をつき一度一人で逃げ出すが、ウルフを取り戻すためにワタリガラス族の村へ戻ろうとする。 再びワタリガラス族に捕まりそうになるトラクだが、 ウルフを連れたレンの助けにより逃げ出すことに成功する。 レンはトラクに<天地万物の精霊>が宿る山へ行き、クマの中の悪霊を追い出すには <三つのナヌアク>が必要だと告げる。 ―トラク、ウルフ、レンの二人と一頭は<三つのナヌアク>を探し出し、 <天地万物の精霊>の宿る山を見つけ出し、クマを倒すことが出来るのか? そして、トラクの父の秘密とは?― |
あらすじ | 登場人物 | 朗読CD |
Characters of Wolf Brother 『オオカミ族の少年』登場キャラクター | |
Torak トラク |
主人公。オオカミ族の12歳の少年。 とある事情により、氏族とは離れ、父親と二人暮しをしていた。 オオカミ語を解す、伝説の<聞く耳>であるらしい。 |
Wolf ウルフ |
鉄砲水により家族を失った子オオカミ。オオカミ語を解すトラクを「兄弟」とみなしている。 トラクが父との誓いを果たすために必要な<案内役>であるらしい。 |
Renn レン |
ワタリガラス族の少女。トラクと同い年か、少し年上で弓矢を生きがいにしている。 はじめはトラクを信用していなかったが、後に彼に力を貸し、共に旅をすることになる。 族長フィン=ケディンの姪であり、魔導師の素質あり。 |
Fa 父さん |
トラクの父。オオカミ族の狩人。トラクと森の中で生活していたが、突然巨大なクマに襲われ死亡。 トラクに天地万物の精霊の山へ行くよう命じる。実はただの狩人ではないらしい。本作品では、名前は不明。 |
Fin-Kedinn フィン=ケディン |
ワタリガラス族の族長。氏族の領地内で狩りをしたトラクに死刑を命じるが、実は…。 あまり表情が読み取れない、なぞの人物。カリスマ性あり。 |
Saeunn セイアン |
ワタリガラス族の魔導師。トラクの扱いをめぐり、フィン=ケディンと対立することもしばしば。 レンに魔術を伝えたい、と思っている。 |
Hord ホード |
レンの兄。18〜19歳くらい、頭の切れるレンと違い、野心家で愚かなところがある。 |
Oslak オスラク |
ワタリガラス族の大男。ホードと行動を共にすることが多い。 |
Vedna ヴェドナ |
オスラクの連れ合い。ぶっきらぼうな態度ながらもトラクのために色々と良くしてくれる。 |
Dyrati ディラティ |
ホードの連れ合いか、そうなりたいと願っているワタリガラス族の美しい女性。 |
Krukoslik クルコスリス |
トラクに天地万物の精霊の山について教えてくれるユキウサギ族の男。 |
Walker 歩き屋 |
かつてカワウソ族だった男。とにかく汚らしい格好をしている。 心が壊れてしまっているが、トラクにあるヒントを与えることになる。 |
Hidden People 隠れ人 |
川などにすむ。正面から見ると美しいが、後ろから見ると空洞な、恐ろしい生き物。 |
the bear クマ |
父さんを殺し、その後も無益な殺戮を繰り返す、獰猛で巨大なクマ。 とある人物が、悪霊を若いクマの中に宿したもの。 |
あらすじ | 登場人物 | 朗読CD |
ORION AUDIO BOOKS "WOLF BROTHER" READ BY IAN McKELLEN イアン・マッケランによる朗読CD | ||
UKとU.S.の出版社からは、 UKの名優、サー・イアン・マッケランさまによる朗読CDが出ています。 全部で6枚組、6時間半くらいの長さです。 左は管理人も購入したUKバージョン。右がUSバージョン。 おそらくU.S.版のために新たに吹き込んではいないと思うので、 違うのはジャケットだけでしょうか? 全体的に抑えた演技で好感が持てます。 管理人はマッケランさまの声が大好きなので、お気に入り。 |
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