About Chronicles of Ancient Darkness |
『クロニクル 千古の闇』について | ||
『クロニクル 千古の闇』(原題Chronicles of Ancient Darkness)は ミシェル・ペイヴァー(Michelle Paver)氏による著作で、 紀元前4000年ごろ、石器時代の北部ヨーロッパを舞台とした冒険物語。 人から離れて父親と暮らしていた12才の少年トラク(Torak)が クマに襲われ、父を失うところから物語は始まる。 のちに『兄弟』(pack-brother)のような固い絆で結ばれるオオカミのウルフ(Wolf)や、 親友となるワタリガラス族(Raven Clan)の少女レン(Renn)と助け合いながら、 彼の自分も知らざる運命や悪と対峙していく。 魔術(magecraft)や悪霊(demon)という言葉が頻繁に出てくるため、 一般的には『ファンタジー』にカテゴライズされることが多いが、それは著者の目指すところではない。 あくまでもそういったものが隣り合わせだった頃の『現実的な』物語である。 著者は物語に徹底的なリアリティを求めているために図書館などでの文献によるリサーチだけでなく、 ラップランドなど極北の地に実際に調査旅行に出かけ、現地の狩猟採集民に直接話を聞いたり、 できる限り自分もその暮らしを体験したりしている。 シリーズは全6巻で構成される。 |
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