「クロニクル通信」バックナンバー
※『クロニクル通信』の著作権は評論社編集部にあります。
同社の許可を得てバックナンバーを掲載しています。
最新号はこちらの評論社サイトでご覧下さい。
20号 21号 22号
「クロニクル通信」
トップページ
HOME
「クロニクル通信」20
― a letter from Michelle! ―
「クロニクル千古の闇」シリーズの著者ミシェル・ペイヴァーさんから読者の皆さんへ
お手紙がとどきました。ご紹介しましょう。
 ロンドンのミシェルさんからお手紙が届きました。昨年のクリスマス・シーズンはたいへん
いそがしかった、とのこと。なぜかというと、第4作OUTCAST(邦題は仮題で『追放されしもの』)
の執筆にかかりっきりだったからだそうです。
 日本では、もうすぐ、第3作の翻訳が完了する見込みです。
3巻の発売は4月下旬を予定しています。どうぞご期待ください。
★左はオオカミのトラクくん(生後4.5か月)と
ペイヴァーさん。上は、ペイヴァーさんの
サインとスタンプ。(スタンプは本物のオオカミ
の足型からつくったものだそうですよ!)
<ミシェルさんからの手紙>2007年1月27日ロンドンにて
 上の写真は、私がつくったポストカードです。どういうポストカードなのかご説明しますね。
 これは去年の夏に撮影されました。オオカミの子どもトラクが映っています。トラクは、英国
オオカミ保護区(UK Wol fConservation Trust)で生まれた子で、保護区の人たちが
「クロニクル千古の闇」第1巻『オオカミ族の少年』にちなんで、”トラク”と名づけてくれたのです。
 英国オオカミ保護区には、私も取材で何度も訪れています。
 この写真が撮影されてから、トラクはもっとずっと大きく育っていますが(撮影時4か月半)、
この当時でもけっこう大きいでしょ。カメラにすごく興味津々で(もちろんカメラマンにも!)
もし私が首輪をしっかりつかんでいなかったら飛びついていたところ!
 少し遅くなりましたが新年のごあいさつ。2007年が皆さんにとってよい年でありますように!
※『クロニクル通信』の著作権は
評論社編集部にあります。
同社の許可を得て
バックナンバーを掲載しています。
最新号はこちらの評論社サイトでご覧下さい。
20号 21号 22号 TOP
「クロニクル通信21」
― いよいよ第3巻『魂食らい』の編集作業がスタート!―
 4月末の刊行にむけて、「クロニクル千古の闇」シリーズ第3巻『魂食らい』の編集作業が始まりました。
まだ校正の段階ですが、1・2巻にもましておもしろい!!!
 そこで、今回の「クロニクル通信」では、お待ちくださっている読者の皆さまに、予告編として、
舞台となっている世界のあれこれをお知らせしようと思います。
<これが今回の舞台となる極北の地のマップです>
 少しわかりにくいのですが、右下、ウルフの後足のそばに見えるのが Mountains of the World Spiritです。
これが、1巻でトラクが悪霊の宿ったクマと対決した<天地万物の精霊の山>ですから、
今回の舞台がどれほど北の地域か わかっていただけると思います。
 ワタリガラス族の野営地があるのはもっとずっと南です。
 第2巻の舞台のアザラシ島も、この地図からするとずっと南西方向下になります。(アザラシ族のベイルは、
作者の もともとの構想では3巻に登場するはずでしたが、実際には登場しませんでした!もっとあとの巻で
登場する予定です。ベイル・ファンの方はお待ちくださいね。)
 今回トラクが動きまわるのは、氷と雪の世界です。左手の波間に浮かんでいる角ばったものは氷山、
まんなかあた りは凍った海です。凍った海の上に、シロギツネ族の野営地があります。
トラクとレンは、シロギツネ族から北の地で 生きのびるすべをおそわります。
シロクマも重要な動物として登場します。
 この巻では、とにかくレンの活躍がすごいのです。どんな困難なときにも勇気をなくしません。
 ウルフは、罠にかけられ、とんでもない災難にあいますが、兄貴がきっと助けに来てくれると信じています。
(もう20か月のオオカミに成長しているのですが、まだまだ子どもっぽいところがあって可愛いです。)
 不気味な<魂食らい>たちの正体も少しずつ明らかになってきます。
<魂食らい>たちが巣食っているのが、地図 の一番上のほうにあるEye of the Viper<ヘビの目>という
山のような形のところ。ここで、世にも恐ろしい儀式が おこなわれようとしているのです。
 おなじみのワタリガラス族の族長フィン=ケディンや魔導師セイアンも、もちろん登場しますよ。
どうぞお楽しみに!
※『クロニクル通信』の著作権は
評論社編集部にあります。
同社の許可を得て
バックナンバーを掲載しています。
最新号はこちらの評論社サイトでご覧下さい。
20号 21号 22号 TOP
「クロニクル通信」22

―第3巻『魂食らい』、もうすぐ刊行です!―

お待たせしております「クロニクル千古の闇」第3巻『魂食らい』は、
ただいま順調に編集作業が進んでいます。
4月末には書店に並ぶ予定です。どうぞご期待ください!
今回は、第3巻『魂食らい』の編集中の
表紙と裏表紙の色校正をお見せいた
します。(本番のものとは多少異なります。)

前回の「クロニクル通信」でもお伝えした
ように、第3巻の舞台は極寒の地です。
表紙のトラクはアザラシ皮でつくった、
フードつきのパルカを着こんでいます。
雪と風にさらされ、顔はザラザラ、頬の
氏族の入れ墨も見えなくなるほどです。
物語で大切な役割をになうのがシロクマ
ですが、この、北の地に生きる<偉大な
る流浪者>も、酒井駒子さんが迫力
いっぱいに描いてくださいました。

このほか、書店用のポスターや、初版
にはさみこまれるポストカードなど、
いろいろなものが出来上がりつつあり
ます。読者の皆さまのお手元に、早く
美しい本をお届けできますよう♪
クロニクル千古の闇3『魂食らい』(たましいぐらい)
  ミシェル・ペイヴァー作 さくまゆみこ訳 酒井駒子画
  定価1890円(税込)


<初版には表紙イラストのポストカードが入っています。>
*クロニクル千古の闇シリーズ第3巻『魂食らい』は、ゴールデン・ウィークには書店店頭で
  お買い求めいただける予定です。(書店でのご予約も可能です。)
「クロニクル通信」
トップページ
HOME